
オリンパスから先日発表のあったデジカメ、STYLUS TG-4 Tough。
一瞬、これは欲しい!と思ったけどスペックを見てがっかりだよ!と思った人もいるのかな?と。実際にまだ触っていないし(発売もされていない)どれだけ今までのTGシリーズから改善されたのか解りませんが、がっかりだと思った事を書いていきます。
RAW対応したのにセンサーサイズは1/2.3
RAWに対応したのなら、センサーサイズを1/1.7にしても良かったんじゃないの?と思いませんか?画素数も1600万画素も必要ないから1200万画素くらいで抑えておいてより高画質を実現した方が良いのではないかと。
何でオリンパスって上位モデルでもセンサーサイズを1/2.3しか出して来ないのですかね?これが非常に残念に思いました。
高感度ではノイズ軽減されているのか、疑問
オリンパスのデジカメは過去に3台購入していますが、オリンパスのデジカメの弱点は高感度でのノイズが目立つ事だと思っています。3~4年ほど前のオリンパスのコンデジでISO800まであげたら、もう使い物にならない画質ばかりでしたから。
ここ1~2年で若干の改善はされていますが、TG-3とTG-4では同じエンジン「TruePic VII」を積んでいます。
TG-3ではISO800で撮影したサンプル画像が掲載されていますが、やはりノイズがかなり気になりました。
下記がTG-3でISO800で撮影されたサンプルの空の部分だけをトリミングしたものです。
ノイズが気になります。下記はCanon PowerShot S100でISO800で撮影した空の画像を同じく空の部分中心にトリミングしたものです。
下の写真なんて一眼で撮る前のテストショットで本当に手抜きで撮影したものですが、空の質感、ノイズを見れば一目瞭然でTG-3が劣っている事が解ります。
- PowerShot S100=2011年発売モデル
- TG-3=2014年発売モデル
もちろん用途や目的が異なるデジカメですが、それでも3年も差があってこの高感度時のノイズの差は如何ともし難い状況です。TG-4でも結局は同じエンジンなのでそれほど改善されていないのではないかと思う訳です。
だから1/2.3サイズのセンサーで1600万画素も詰め込むから高感度にした時にこんなにノイズが目立ってしまうんでしょ!と小一時間問い詰めたい。
素直にセンサーサイズを大きくするか、画素数を落とせば良いのに。
そうは言っても防水コンデジでは最高機能
そうは言ってもTG-4は防水コンデジの中では最高性能になる事は間違いないでしょう。防水性能や耐衝撃性能、寒冷地対策等、防水コンデジに求められる機能は本当に素晴らしいです。
しかし、防水デジカメを購入する人はそんな環境だけを目的にしている訳ではなく、例えば僕みたいに温泉旅行に言って温泉の写真を撮りたい!と思っている人の場合は高感度でのノイズの低減、オーブ対策のために大きなセンサーが欲しい訳です。
主にマリンスポーツ、ウインタースポーツ用に考えられているTG-4ですが、温泉ファン向け改善して欲しいな~って思います。
実際に、温泉好きの人が持っている防水デジカメって、OLYMPUSが非常に多くて、温泉旅行によく行って記録するためにたまに買うデジカメにはお金をあまり出し惜しむ事は無いから少しくらい高くても購入してしまうのだからそういう人をターゲットにしてもそこそこ売れると思うんですけどね。
でも、オリンパスの防水コンデジで昼間の明るに撮影した低感度時の画質は本当に素晴らしいんですよね。昼間メインでマリンスポーツやウインタースポーツを撮影する人には最適なコンデジになるでしょう。
発売は2015年5月22日で既に先行予約を受けています。大手の販売店だとキタムラが価格.comで見ると最安値の45680円(4月26日現在)となっています。
→カメラのキタムラ・STYLUS TG-4 Tough
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。